チュートリアル・基調講演
藤代一成
慶應義塾大学大学院理工学研究科 |
チュートリアル1:
本ワークショップでは,天文学におけるマルチスペクトルデータを視覚分析するためのビジュアルプログラミング環境である Advanced Framework for Learning Astrophysical Knowledge (aflak) の最新バージョンを紹介し,実際の観測データから等価幅マップや速度場マップといった強度分布図を得るためのビジュアルプログラミングの実際についてチュートリアルを行う.
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川原慎太郎海洋研究開発機構 |
チュートリアル2:
ゲームエンジンであるUnity上で動作する可視化フレームワークVisAssetsを用いた,可視化アプリケーションの開発手順を紹介する.本フレームワークでは,一般的な可視化フローを構成する小要素がモジュールアイコン化され,それらをドラッグアンドドロップでツリー状に接続するだけでUnity上での可視化アプリケーション構築ができる.本チュートリアルでは,スカラー場およびベクトル場データを可視化するアプリケーションを構築し,スタンドアロンアプリケーションとして実行するまでをハンズオン形式で紹介する.
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韮原祐介HRD(株)/ プロファイルズ(株)取締役(株)ブレインパッド エグゼクティブディレクター コグニティブリサーチラボ(株)シニアリサーチサイエンティスト (合)レジリエンスジャパン副社長COO DevSecOps Days Tokyoオーガナイザー |
基調講演1:
企業においてマーケティングや人事などの領域で、情報の可視化や解析を経営的な価値に転換することに取り組んでいます。
その中で、深層学習を中心とする現在の人工知能技術では解決されていないフレーム問題と、人間の心理の統計的切り口での可視化・解析による可能性と限界を踏まえた上で、学問としての人工知能と心理学が接近することで拓ける新たな研究分野の可能性について考えてみたいと思います。
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脇田建東京工業大学情報理工学院 |
基調講演2:
2018年にYnnermanらは新たな科学コミュニケーションの形態として、説明された科学探求の場を意味する"exploranation"の概念を提唱した。"Explanatory"な可視化は人々が個別の関心の赴くまま科学データを探索する場であり、その都度、データを説明する文章を提示することで科学の理解を促す。この講演では、多次元データの可視化技術、テキスト合成、連携ビューなどの技術を組み合わせたデータ可視化技術により、企業情報、国際比較指標などの多次元データについての"explanatory"なシステムを構築した経験と今後の展望について紹介する。
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新井直樹東海大学工学部航空宇宙学科航空操縦学専攻 |
基調講演3:
大気の立体的な構造を直感的に理解するため、さまざまな気象現象を3次元で可視化する気象情報可視化ツールWvis (Weather Data Visualization Tool)の開発を進めている。Wvisは数値予報データを立体的に可視化し、風向・風速、気温、湿度、湿域、露点温度、相当温位、ジェット気流等を、ベクトル矢や流線、等数値面およびコンター図で表示することができるツールであり、インターネットで公開している。本稿では、Wvisの可視化機能の概要と、教育分野での活用事例について紹介する。
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小山田耕二京都大学学術情報メディアセンター |
基調講演4:
ニューラルネットワークは、普遍性定理という理論的背景があり、時空間離散点データ向け回帰分析手法として、注目されている。本講演では、3D-CTで撮像された冊子体データからのページ抽出、核融合炉内における電磁界解析結果からのプラズマ領域の抽出、時空間離散点データからの偏微分方程式の導出への適用事例について紹介する。
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安藤幸央シーグラフ東京委員長 |
全てオンラインで開催した SIGGRAPH 2020 & SIGGRAPH ASIA 2020 レポートコンピュータグラフィックスとインタラクティブ技術の学会、祭典でもあるSIGGRAPH 2020、SIGGRAPH ASIA 2020は、今回全てバーチャル(オンライン)で開催されました。 初の試みであったオンラインSIGGRAPHより、オンラインイベントならではの工夫や、最新のCG/VR/AR/人工知能活用などの研究内容、発表内容を多岐にわたってご紹介いたします。 また 2021年冬に東京で開催される予定の SIGGRAPH ASIA 2021 に関してもいち早くご紹介する予定です。安藤幸央 シーグラフ東京委員長。 株式会社エクサ スマートシステム開発本部 / 企画部 所属。 三次元コンピュータグラフィックス、ユーザエクスペリエンスデザインが専門。 Webから始まり情報家電、スマートフォンアプリ、VRシステム、 巨大立体視ドームシアター、デジタルサイネージ、メディアアートまで、 多岐にわたった仕事を手がける。 米国グーグル公認デザインスプリントマスター。 「Generative Design—Processingで切り拓く、デザインの新たな地平」翻訳、 「Processing:ビジュアルデザイナーとアーティストのためのプログラミング入門」翻訳、 「SF映画で学ぶインタフェースデザイン アイデアと想像力を鍛え上げるための141のレッスン」監訳。 |