今年度の伊藤研学生には例年とは別の表彰が続出しました。いくつか紹介いたします。
伊藤研が毎年参加するビジュアル情報処理研究合宿 において、今年度は上原美咲・清水柚里奈の2名が運営委員を務めました。 来年度は塩谷祥加・十枝菜穂子が運営委員の代表・副代表を務めます。 この活動を通して、当該分野の学生活動をリードする研究室として、 業界への貢献に努めたいと考えます。
学生の留学が活発なのも伊藤研の最近の特徴であり、今年度は文部科学省
「トビタテJAPAN」および日本学生支援機構の留学支援により合計6人が、
オーストラリアに2ヶ月強の研究留学に派遣されました。
来年度も、現時点で6人の研究留学を予定しています。
お世話になっている現地の関係者の皆さまに心から感謝いたします。
今年度の共同体制の中でも特に多くの人の目に触れた取り組みとして、2015年10月に開催された
資生堂 LINK OF LIFE
への出展協力がありました。この中で伊藤は「きめの音楽」といって、撮影した野菜の品質にあわせて音楽を自動編集して鳴らすインタラクションを開発しました。
今後もこのような取り組みに積極的に協力できればと考えます。
学会等への仕事としては、2014年から芸術科学会という会員350人程度の学会で会長を務めると同時に、今年度から新しくソフトウェア科学会および可視化情報学会の理事も務めており、日本国内の3ヶ所の学会の理事会に同時に参加する日々を過ごしています。
また国際的な活動としては、国際会議VINCIを東京に誘致して実行委員長を務めたり、また世界的な研究者を招聘するNII湘南会議のオーガナイザを3件引き受けるなどしています。
これらの活動が当該研究分野の何らかの役に立てていれば…と祈るばかりです。
今年度は高校生へのアプローチの機会も増えました。オープンキャンパスでの講演や附属高校ガイダンスとは別に、高校への訪問講義も4件ありました。
また中高生参加を目的とした企業とのタイアップ企画にも多数関わりました。
特に印象深かったのは都内の私立女子高校への訪問講義で、60人くらいの参加に対して15件近くの挙手質問がありました。
学会発表でも滅多にみられないような活況な質疑を高校生と交わしました。このような機会が増えればと思う次第です。
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