伊藤研究室 2021年度報告


研究室の報告


以下の学会で学生が表彰をいただいております。 審査に加わった方々に感謝いたします。
拙研究室では2012年度から2019年度までの8年間で延べ35名の学生が、2~3ヶ月の研究留学に出ていましたが、コロナ禍の影響で今年度も中止となってしまいました。国際交流は拙研究室の最大の特徴の一つだったので大変残念ではありますが、今年度こそは研究留学の復活を予定しています。

当研究室の小松璃子が博士論文の審査を終え、博士号を取得しました。これで伊藤研からの博士号取得者は通算9名となりました。今後も博士号取得者の輩出に努めたいと思います。

2022年4月発刊の アカリクジャーナルVol.4にて伊藤研が紹介される予定です。

2022年度は博士前期1年と2年が8人ずつ、学部4年が5人ずつ、ということで研究室創立以降の最大規模となります。 より多くの研究成果を求めていきたいと思います。

伊藤の活動


2020年10月から日本学術会議に連携会員として就任し、2021年度は以下の5つの分科会・委員会にて議論に参加いたしました。
     
  • 第三部理工学ジェンダー・ダイバーシティ分科会  
  • 第三部理工学ジェンダー・ダイバーシティ分科会・初等中等教育における理数教育に望まれるジェンダーの視点と大学・企業の役割小委員会  
  • 総合工学委員会・総合工学企画分科会  
  • 総合工学委員会・科学的知見の創出に資する可視化分科会  
  • 総合工学委員会・社会に資する可視化の小委員会(委員長)
また、工学・科学技術の先導組織である日本工学アカデミーへの推薦を頂き、入会することになりました。
いずれの組織においても、まだ議論についていくだけでほとんど何の貢献もできておりませんが、今後なんらかの形で貢献ができればと思います。


前述の通り、国内ワークショップWISSにて最優秀論文賞を頂き、 ITmedia社の取材も受けました。ひとえに共同研究者の皆様のおかげです。心から感謝いたします。

国際会議 Graph Drawing (GD22) で実行委員長 (General Chair) を、国際会議 Cyberworlds (CW22) で会計委員長 (Financial Chair) を、それぞれ務めます。
特にGD22は30年の歴史で初のアジア誘致ということで、大変光栄なことと考えています。
両方とも9月開催ということで、今年の9月は非常に忙しくなりそうです。


2021年度は以下の講演をお引き受けいたしました。非常に幅広い分野の講演をお誘い頂き、これも光栄に存じています。

そして2022年度には、ChinaVis主催の International Lecture Series の講師にお招きいただいています。 可視化という研究分野で世界を代表する研究者の方々に加えて頂き、これも大変光栄なことと喜んでいます。


2018年にコロナ社から出版した 「意思決定を助ける情報可視化技術」が初版第3刷となりました。お買い上げいただいた皆様に心から感謝します。

インターネット上に多くの資料を公開していますが、そのひとつ 「研究分野をサーベイする」が10万ビューを超えました。どなたかのお役に立っていればなによりです。


学内では主に以下の活動をさせて頂きました。

  • 広報推進室長としての最後の仕事として、広報誌GAZETTEにて 「お茶大とAI・データサイエンス」という特集記事を企画しました。
  • 文理融合AI・データサイエンスセンター長の業務の一環で、本学のデータサイエンスカリキュラムを文科省の認定プログラムにしました。
  • 電子音楽制作サークルCiiMsの顧問に就任しました。また2022年度からお茶の水管弦楽団の顧問にも就任します。
  • 2022年度に正式設立するジェンダード・イノベーション研究所の研究員を兼任することになり、設立に向けての活動に参加いたしました。
  • お茶大の空間をVRで再現し、VR空間で講演会を開催するプロジェクトUTea Virtual を始動し、その 第1回講演会を企画しました。
  • 活動とは違いますが、2021年度には授業科目名がTwitterでトレンド入りという珍体験もさせて頂きました。これからも盛り上がる授業を展開します。


2022年度も引き続きお世話になりますが、なにとぞよろしくお願いいたします。


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