伊藤研究室 2024年度報告
研究室の報告
博士後期3年の岡田佳也が博士号を取得しました。伊藤研の博士は12人目となります。 そして2024年度には3人が博士後期課程受験に合格しました。 これで3年間で10人が博士後期課程に進学したことになります。 博士の輩出にますます注力していきたいと思います。
2025年度前期の伊藤研の所属学生
は昨年度と同じく32人(休学者含む)となります。ますます多くの研究成果を出せるように精進いたします。
2024年度は以下の学会で表彰をいただきました。審査に加わった方々に感謝いたします。
情報処理学会第86回全国大会学生奨励賞(6件)
(昨年度の開催ですがウェブ掲載は今年度です)
JapanVis 2024 優秀ポスター賞(2件)
国際会議 IEEE PacificVis 2024 ベストポスター賞
可視化情報シンポジウム ベストプレゼンテーション賞
国際会議 Information Visualization ベストペーパー賞
DEIM学生プレゼンテーション賞
情報処理学会第87回全国大会学生奨励賞(3件)
2024年度はウィーン工科大学に2人、コンスタンツ大学(ドイツ)に3人を2か月半程度の研究留学に派遣しました。
2025年度はコンスタンツ大学、モントリオール工科大学、ポンペウ・ファブラ大学(バルセロナ)への派遣を予定しています。
引き続き研究室の国際化に努めたいと思います。
日刊工業新聞 (2024/5/17)
に伊藤研究室の取材記事が掲載されました。
伊藤の活動
2024年度は
可視化のトップ国際会議VISにてショート論文委員長
を、
有力国際会議PacificVisにてカンファレンストラック論文委員長
をそれぞれ務めました。
またコンピュータグラフィックスのトップ国際会議の一つ
SIGGRAPH ASIA
および上述の国際会議
VIS
にて、パネル討論の場に呼んで頂きました。
国際会議
China CHI
と
ISID
にて基調講演に呼んで頂きました。
国内でも研究関連での多数の講演を担当しましたが、公開されている講演としては
「人物動作分析のための可視化技術」
「シミュレーションのための情報可視化」
「大学の卒業研究としてのデータ可視化」
「ジェンダード・イノベーションのためのデータサイエンスと情報可視化」
といった演題での講演がありました。
自分自身が筆頭著者として実装実験に務める研究でも新しいテーマを進めており、
WISS
という査読付きワークショップで登壇させて頂きました。
教育や研究指導についても多くの活動に関わらせて頂きました。
生成AIの利用に関する取材記事
が「ビジネス+IT」に掲載されました。
情報処理学会ではオンラインセミナー
「博士に進学するな、と言われたら?」
「一目置かれるための発表練習方法」
の講師を務めました。
情報処理学会全国大会では
「論文必勝法」
「どうする?研究室運営」
の2つのイベントに呼んで頂きました。
日本工学アカデミーのシンポジウム
では「お茶の水女子大学における大学院進学率向上の試み」という講演をしました。
その他、いくつかの大学の研修(FD)講演者、いくつかの企業での招待講演者、データサイエンス教育に関する各種の講演、などがありました。 学園祭では「コンピュータが芸術の進化を解き明かす」という模擬授業を実施しました。
コロナ社の
メディアテクノロジーシリーズ
という書籍の編集幹事として、 各書籍の企画や閲読に関わっています。これまでに発行された10冊の書籍に携わりました。 引き続き書籍の発行に向けて務めていきます。
2024年度は本学にて共創工学部が設立されて文化情報工学科を兼担しています。 従来から所属していた理学部情報科学科との2足の草鞋になります。 どちらの学科にも各々の面白さがあり、教員生活を2倍楽しんでいます。
また引き続き、データサイエンス教育のセンター長を務めており、 カリキュラム策定や各種講演をはじめとして多くの業務に携わっています。
2025年度もお世話になりますが、なにとぞよろしくお願いいたします。
Copyright by Takayuki ITOH