ポスター発表題目

(P1) スポーツ施設における誘導用ブロックのレイアウト評価 (PDF)
長嶋敏照, 青木滉一郎, 松本勝吾, 加藤千恵子, 渋谷英雄, 土田賢省
スポーツ施設における視覚障がい者誘導用ブロックの適切な配置について検討するために,複数のレイアウトを作成し,歩行シミュレーションを実施した.シミュレーションでは,歩行者が誘導用ブロックを利用し,競技会場から目的地(トイレ)へ移動する様子が視覚的に表現された.目的地へ到達した歩行者の人数を有効性の指標とし,2種類のレイアウト(直線的・曲線的)を評価した結果,直線的な誘導経路の有効性が示唆された.


(P2) 「世界初!?温室効果カメラ」―二酸化炭素15μm吸収帯赤外線カメラによる可視化デモンストレーション (PDF)
山本哲
代表的な温室効果ガスである二酸化炭素の射出する赤外線を可視化する赤外線カメラを製作した.二酸化炭素の主要な赤外線吸収帯は波長4.3μmと15μm付近にあるが,温室効果への寄与がはるかに大きい15μm帯を可視化する意味で「温室効果カメラ」と謳ってみた.このカメラを用いて化石燃料燃焼による二酸化炭素の発生,大気中の二酸化炭素の射出する赤外線が地表面を暖めているという温室効果,この大気中濃度が上昇すると赤外線量も増大して地表面温度をさらに上昇させるという地球温暖化のしくみが一貫して直感的に理解できるデモンストレーションが初めて可能となった.


(P3) ドローン撮影データに基づく里山の可視化 (PDF)
磯ア大生, 劉渤江, 鈴木榮一
本研究は里山自然景観の可視化を試みた.本研究では,地表物の高さや位置などのデータはドローン撮影データに基づいて求められる.樹木の生成には,位置・高さ・密度などのデータはドローン写真に基づくもので,L-Systemを用いて単木オブジェクトの生成を試みた.Unityを用いてプロトタイプシステムの実装を行なった.提案される自然景観可視化のアプローチは,データの準備の制約が低い,没入感が高い空間である,プログラミング言語による空間再利用の実現,などの特徴だと考えられる.


(P4) 時系列データに対する評価指標形成のための視覚的分析フレームワークの提案 (PDF)
高見玲, 高間康史
本発表では, 多次元時系列データの次元削減結果に対する分析, 指標形成を支援するためのフレームワークを提案する. 医療や金融, スポーツなどのドメインにて普及している時系列データを活用するためには, データに対する評価指標の形成が重要であり,データに内在する構造と専門家の知識を融合するために視覚的分析の有効性が期待されている.提案フレームワークでは,時系列データ分析に特化した可視化・分析機能を備える.本発表では,提案フレームワークに基づき実装したインタフェースについて説明する.


(P5) 近赤外分光イメージングによる中和反応の濃度測定
上間喬斗, 大畑俊哉, 角田直人
マイクロ流路内の化学反応や合成分離システムでは,反応時の濃度分布の計測制御が求められている.本研究では,近赤外分光法に基づくマイクロ流路内の濃度イメージングシステムを開発し,酸・塩基の中和反応の様子を可視化した.


(P6) 経食道心エコーシミュレーションソフトウェアの開発
高橋弘毅, 加藤徹, 関村匠斗, 土井章男, 朴澤麻衣子, 森野禎浩
狭心症や心筋梗塞などの心臓疾患を特定する方法として,経食道心エコー検査による診断が挙げられるが,エコー画像のみでは心臓の3次元的な位置把握が困難である.そこで,心臓CT画像とエコー画像を併用し,相互情報量を評価尺度とした「自動位置合わせ機能」や「対話的な位置合わせ機能」を実現する.


(P7) 英語アプレイザル評価表現辞書の作成と製品印象可視化への応用 (PDF)
山田篤拓, 橋本翔, 長田典子
テキストマイニング分野では,評価語に対して外評価(対象の特徴)と内評価(ユーザの感情や行動)の分類がされている日本語アプレイザル評価表現辞書に基づいて,レビューからプロダクトに対する印象の分析が行われている.しかし英語のそのような辞書は存在しないため,本研究ではクラウドソーシングと和訳情報を用いて英語の評価語を外評価/内評価に分類した辞書を作成した.また作成した辞書を用いた印象の分析により,プロダクトの印象構造を可視化した.


(P8) ブロック技法における創作物の三次元可視化
吉沼智, 加藤千恵子, 青木滉一郎, 渋谷英雄, 田中覚, 安達基朗
本研究では,ブロックによる創作活動を通じた心理療法(ブロック技法)の中で,クライエントが生み出す作品に注目し,コンピュータ上での三次元形状の可視化を試みた.画像データに基づき3Dモデルを作成することで,三次元形状に関する情報を保持しながら,創作物を電子データとして記録することが可能となった.作成した3Dモデルには,専門家による解釈が加えられ,心理アセスメントへの活用の可能性について検討がなされた.


(P9) 拡張現実を用いた野球観戦支援システムの提案 (PDF)
飯沼祐貴, 宮地英生
ARを用いて野球場のフィールド上に野手の定位置をCGで示すアプリケーション開発を試みた.フィールド上に正確にCGを配置するためには直上からの画像が必要である.ここでは観客席と想定される斜めからの写真を複数集め,そこから3次元形状復元をし,それを直上からレンダリングした画像をARマーカとした.品質チェックの結果,提案手法が機能することが分った.


(P10) VR環境における色と距離感に関する研究 (PDF)
本田晶子, 宮地英生
色が距離認識に影響を及ぼすことはよく知られていることだが,VR環境でも同様の反応が得られるか調査を行った.Unityを用いて,道路と車を配置した運転シミュレーターを開発した.被験者に,そのシミュレーターを操作し前方の車との車間距離を調整してもらうことでデータを収集した.ディスプレイ上・HMD内でも,色による距離認識の違いは発生するが,HMDでは色による距離認識に経験則が働く可能性があることが示唆された.


(P11) 視線追跡を用いた認証インターフェースに関する研究 (PDF)
馬越翔, 宮地英生
本研究では,視線追跡技術を用いた認証システムのGUIをUnity上で作成し,被験者6名に使用してもらい,使いやすさ検証を行った.試験では,スマートフォンなどで使用する“PIN”と“パターン”の2種類を用いた.二つの視線操作中の速度,座標を記録し,両者の比較を行ったところパターンがPINより速度の面などですぐれており,視線認証のGUIに向いていることが分かった.


(P12) 深層学習を用いたCT画像からの自動骨抽出ツールの開発
加藤徹, 関村匠斗, 土井章男, 馬渡太郎, 菅原卓
股関節手術が年々増加しており,特に人工股関節置換術は2015年時点で7万件以上ある.股関節手術においては,患者毎の術前計画を行うために,骨盤と大腿骨領域の正確な抽出が必要である.脊椎疾患においては,脊椎分離症や骨折などの診断のために,骨領域の抽出が必要である.Fully Convolutional Neural Network(FCN)を用いた骨盤と大腿骨の分類および,脊椎の分類を行った事例がある.本研究では,骨盤・大腿骨,脊椎,膝のCT画像から,自動的に分類を行うツールを開発した.


(P13) 南海トラフ巨大地震における大規模津波の数値シミュレーションに基づく塩分変動ビジュアル解析 (PDF)
森本行哉, 中田聡史, 長谷川恭子, 李亮, 田中覚
南海トラフ巨大地震によって生じる津波のシミュレーションデータを用いて,津波が海中の塩分変動に与える影響を解析するための可視化手法を研究した.津波によって塩分が変動し海生生物に被害が及ぶため,塩分変動を解析する必要がある.これまで,海面の塩分変動は解析されているが,海中の塩分変動は解析されていない.我々は解析したい海域を指定し,その海域の断面図を描画することで,海中の塩分変動を解析可能にした.


(P14) 施工現場における地下構造物のAR可視化システムの構築研究 (PDF)
池田直旺,樫山和男,琴浦毅,石田仁,吉永崇
近年,AR(Augmented Reality)技術を建設・土木分野に適用する例として,地上から見る事ができない地下構造物・埋設物の可視化が行われているが,地表面に隠れているものを地表面の上に重ねて表示しているため,CG映像の深さ方向の見え方のズレから違和感が生じてしまうという課題が挙げられている.そこで著者らは,本システムを施工現場における埋設物のAR可視化について屋内外の二ケースを想定し適用した.


(P15) スマートデバイスを用いたマルチエージェントモデルに基づく津波避難疑似体験システム (PDF)
植野雄貴, 近真弥, 陳詩凌, 金澤功樹, 樫山和男
本研究では,防災教育のツールとしてゲーム及び3Dコンテンツの作成向けの統合開発エンジンであるUnityを用いて都市・地域モデル,津波の解析結果,避難シミュレーション結果を統合し,避難場所からの視点および避難者の視点の全天球動画の作成を行った.また,それらを近年普及の著しいスマートフォンで閲覧可能なVR体験型津波避難シミュレーションシステムの構築を行った.


(P16) 人体モーションデータを用いた特徴量可視化システム
中平将, 曽我麻佐子, 小田邦彦
本研究の目的はスポーツやダンスの技術向上を支援することである.そこで光学式モーションキャプチャシステムによって得られた動作の特徴を3DCGで可視化するシステムを開発した.ユーザはモーションだけでなく可視化したい特徴と身体部位を選択することができる.また,仮想マーカの位置を対話的に操作して指定することができ,その位置を使用して動作特徴を算出することができる.さらに,運動学的分析で使用するために前額面や矢状面に投影することができる.


(P17) LEDライトを用いた自立走行型ロボットの安全性向上の検討
長田佳己, 相原佳輔, 高元開, 赤塚総志, 山口仁一, 植木一也, 桑原明栄子
日野おもてなしロボット「ピノックル」がおもてなしロボットとして活躍することを目的として,ledライト機能の有用性について検討する.ピノックルが自律的な身体動作をする第一歩として,動作の安全性を高めるためにledライトを用いた移動方向指示や注意のためのアラートやコミュニケーションについて考察し,実装する.そのことによりおもてなしロボットとしての有効な利用の一助とする.


(P18) ゲームエンジンを使った建築向けビジュアリゼーション教育の実践 (PDF)
元重裕文
専門学校の建築系学科で「VR技術を使った建築向けビジュアリゼーション」教育を実践し,当初の目標をクリアしたので,その内容と経過,改善点を報告する.建築向けビジュアリゼーションでのゲームエンジンとVR活用のたたき台になれば幸いである.尚,今回はポスターセッションなので,簡略化して報告するが,今後の進展に伴い考察や詳しい内容,チュートリアルを別途発表する予定もある.


(P19) 階層的なAOIを用いた視線軌跡のパターン分析と可視化
宮城優里, Daniel Weiskopf, 伊藤貴之
視線軌跡の可視化は,人が何に興味を持っているのかを特定し,Webデザインや商品陳列などを改良するのに有用である.本発表ではWebページなどの静的な刺激を見た際の視線軌跡のパターンを可視化する手法を提案する.まず刺激の内容をもとに階層的な関心領域(AOI)を生成し,視線が関心領域間をどのように推移したのかを記号列で表現する.これらの記号列を用いて,軌跡形状や推移パターン数の集計結果を可視化する.


(P20) レーザ計測によって取得された大規模3次元点群の自動ノイズ平滑化と高品質透視可視化 (PDF)
内田知将, 長谷川恭子, 李亮, 田中覚
近年のレーザ計測技術の発展が,文化遺産や工場内の機器などの複雑な3次元形状を記述する大規模な点群の取得を可能とした.これにともない,ユーザが分析,理解,活用することを支援するための可視化が求められている.そこで本研究では,レーザ計測で取得された数千万から数億点にも及ぶ大規模計測点群を対象として,高精細さと高視認性を実現する,ノイズ平滑化の新手法と可視化画像の視認性を向上させる輝度値補正の手法を提案する.


(P21) 点群データを用いたVR/AR Viewerの開発 (PDF)
栗田祐輔, 小木哲朗, 宮地英生
CAD等の大規模3Dデータを,携帯端末を用いたVR/ARシステムで利用するにあたり,ポリゴン数等のデータ量に依存しないレンダリング手法を実現することが必要である.本研究では点群データをベースにしたVR/ARシステムの開発を目指し,種々のデバイスに対応した点群表現を行うため,汎用ゲームエンジンUnityを用いた点群データViewerの開発を行った.Unityをベースにすることで,iPhone, Andrid, HMD等,種々のVR/ARデバイスに対応した点群データのVR/AR表現を行うことが可能になった.


(P22) ヘッドマウントディスプレイ向け統合可視化基盤システムの開発 (PDF)
長濱愛珠咲, 坂本尚久
デスクトップでの可視化からスーパーコンピュータでの大規模可視化までのシステム開発をサポートする可視化基盤を,ヘッドマウントディスプレイを使用したバーチャルリアリティー可視化にも対応させた,統合型可視化基盤システムを開発した.可視化フレームワークとしてKVS(Kyoto Visualization System)を使用する.開発基盤には対話操作用の基盤も統合しており,これを継承して新たな対話操作を実装できる.


(P23) 深層学習技術を使った可視化画像からのパイプライン推定 (PDF)
村本佳希, 坂本尚久
可視化を専門としない研究者が可視化パイプラインを自分で構築する際の負担を軽減するため,深層学習技術を用いて画像分類を行い,可視化画像から自動的に可視化パイプラインを推定した.また,推定した可視化パイプラインをWeb上で対話的に操作可能な可視化基盤であるHIVE向けにパイプライン情報として出力することで,HIVEで可視化パイプラインを自動的に作成した.実験では可視化画像を画像分類する精度とパイプラインを自動的に作成できたことを確認した.


(P24) 確率的半透明流線可視化向けアンビエントオクルージョン (PDF)
藤田泰之, 坂本尚久
チューブ状の流線に対して,不透明度を描画確率として画像を複数枚生成し,それらの画像のアンサンブル平均をとる確率的半透明流線可視化手法において,生成される複数枚の画像1枚1枚にアンビエントオクルージョンを適用することで,半透明な流線にアンビエントオクルージョンによる陰影効果を付与し,奥行き表現能力を向上させ,流線の3次元構造の把握をより容易にした.


(P25) 観測・同化・シミュレーションの3種類の海洋データを用いたモード水領域の比較可視化 (PDF)
矢野緑里, 伊藤貴之, 田中裕介, 松岡大祐, 荒木文明
モード水は海水特性が一様な水塊で,海洋物理学分野ではその特性を海洋データの比較評価に用いる.そのため,海洋空間におけるモード水形状の差異やモード水条件の曖昧性の分析は重要であり,再現性の高い海洋データの生成につながるかもしれない.そこで,閾値別モード水条件を適用して生成した複数のモード水領域の3次元形状比較結果を可視化する.本発表では,観測・同化・シミュレーションの3種類の海洋データからの形状比較事例を報告する.


(P26) 映画のシーン検索のための顔認識
飯野雄哉, 桑原明栄子, 植木一也
シーン検索を行うにあたり様々な手法が考えられるが,本稿では映画のシーン検索のための顔認識を提案する.動画を1秒あたり1枚の静止画として切り出した後,静止画から説明文生成や物体検出といった学習済みの複数のモデルや顔認識を使用し,生成した説明文や検出した物体から条件となるシーンを入力することによって検索を行った.word2vecを用いて検索クエリ文との類似度を計算し,高い順にランキングを出力することにより,認識モデルの有効性を評価した.


ポスター・企業展示会場


※当日の状況によりレイアウトに若干の修正が入る可能性があります。