お茶の水女子大学で大学院に内部進学する学生を対象とした桜蔭会奨励賞に、理系全体で10人強という狭き門の中で今年は伊藤研から2人採択されました。
(なお伊藤研からの2人同時採択は3年前にもありました。)
また博士前期課程を修了する際の報告会も、理学専攻からは2年連続で伊藤研から代表報告者が選出されました。
桜蔭会奨励賞を運営する関係者の皆様に深く感謝します。
今年度はカーネギーメロン大学(米国)に2名、モナッシュ大学(オーストラリア)に2名の短期研究留学がありました。またシュトットガルト大学(ドイツ)への学生訪問もありました。お世話になった皆様に感謝いたします。
また来年度の留学に向けて、文部科学省の「トビタテ!留学JAPAN」に2名が採択されました。ちなみに今年度の留学でも3名が採択(うち1名は日程変更のため辞退)されています。
2年間で5名ということで、この留学支援制度には大変お世話になっています。関係者の皆様に深く感謝いたします。
今年度は以下の組織との共著論文が発表されました。伊藤研の研究発表はひとえに共著者の方々の絶大なご協力のおかげです。深く感謝いたします。
今年度は研究室としてのメディアでの紹介もいくつかありました。
紹介してくださった関係者の方々に深く感謝します。学会運営面でも多くのイベントに関わりました。代表的なものを紹介します。
世界各国50名程度の研究者によって共同執筆された書籍 Immersive Analytics が2018年10月にSpringer社から出版されました。 日本人大学教員を代表して編集と執筆に関わりました。
この出版は2016年2月にOrganizerとして運営に参加したNII湘南会議が 出発点となり、2年半の作業を経て出版となりました。世界的な研究者集団 による国際的な書籍出版の工程は非常にいい経験となりました。
2018年度はNII湘南会議にて2回オーガナイザを務めました。
2018年3月にコロナ社から出版した書籍
2018年度は伊藤個人が他大学との共同研究プロジェクトに参加させて頂く機会が増えた年でもありました。
2018年8月にブリティッシュコロンビア大学(カナダ)に3週間滞在し、共同プロジェクトを開始しました。現在はトップ国際会議への投稿を目指して研究を進めています。
この他に北京大学(中国)やコンスタンツ大学(ドイツ)とも共同プロジェクトを始めて論文投稿を目指しています。
国内では週1回の非常勤科目を担当している日本大学文理学部にて、非常勤科目の履修生のプロジェクトの議論に加わったことから論文共著者に加えて頂き、2018年度は当該研究分野の国内最大のシンポジウムであるインタラクションという会議にて発表に関わることができました。
お茶の水女子大学の有志による学生新聞
「Ocha Journal」
にてインタビューを
受けました。学生の方々からのご指名を大変光栄に受け止めております。
冊子配布版では既に2ページ記事として掲載されています。
ウェブでも後日掲載されるものと思います。掲載されましたらお知らせします。
ビジュアル情報処理学生研究合宿(VIP2018)の「社会人座談会」企画に参加して参加学生の方々と多様な会談を交わしましたので、その時の内容を note.mu に公開しました。ご興味がありましたらぜひお読みください。
2005年にお茶の水女子大学に赴任して14年が経過しました。
定年退職まで大学に務めたとして残りあと14年です。
つまり、この年度末が大学教員生活の折り返し地点と考えられます。
前半の14年間は好きなように働くことができて大変感謝しております。
後半の14年間は少しでも大学やIT業界、および教育研究コミュニティへの
還元ができるよう努めてまいりたいと思います。
2019年度もご指導のほど、なにとぞよろしくお願いいたします。
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