以下の学会で学生が表彰をいただいております。 審査に加わった方々に感謝いたします。
伊藤研からは毎年数名の学生が2,3カ月の研究留学をしております。今年度は3名の学生がウィーン工科大学を訪問いたしました。
これで2012年からの8年間で延べ35名が研究留学したことになります。
また、トビタテ!留学JAPANという留学支援事業に研究室から2年間で5名が採択されています。
伊藤研の研究留学活動はこのような事業の予算支援によるところが大きく、大変感謝する次第です。
お茶の水女子大学では大学院進学者を対象として桜蔭会奨励賞を設置していますが、2019年度も伊藤研から複数の学生が選出されています。 この賞は本学の理系全体で10~15名が選出されますが、伊藤研から複数の学生が選出されるのはこれで3回目ということで、伊藤研とは非常に相性の良い表彰となっています。審査に関わった皆様に大変感謝しています。
ボーンデジタル社の雑誌CGWORLDで2018年に伊藤研を紹介して頂きましたが、そのウェブ版が公開されましたのでお知らせいたします。
https://cgworld.jp/regular/201907-ami-2.html
今年度は以下の組織との共著論文が発表されました。 伊藤研の研究発表はひとえに共著者の方々の絶大なご協力のおかげです。深く感謝いたします。
2005年に伊藤が赴任して以来、15年間にわたって同じ場所で研究室を構えていましたが、初めて研究室を移転することになりました。同じ建物の7階から3階に移動します。新しい研究室にも皆様にぜひお越し頂ければと思います。
学会運営の面では以下の2つの大役を仰せつかり、関係者の皆様の絶大な協力のおかげで無事に終えることができました。
2018年8月にカナダ・バンクーバーのブリティッシュコロンビア大学を訪問し、新しい研究プロジェクトを始動しましたが、その論文が国際会議IEEE Pacific Visualizationに採択され、さらにその代表論文として当該分野のトップ雑誌であるIEEE Transactions on Visualization and Computer Graphicsに掲載されました。プロジェクト始動から掲載までの経緯を以下に執筆しました。
http://itolab.is.ocha.ac.jp/~itot/vancouver/ubcrep8.html
筆頭著者としての学会発表としては、国際会議IEEE VIS 2019および音学シンポジウム2019でポスター発表をさせて頂きました。引き続き、時には現役研究者として自ら学会発表に向かうことができればと思います。
また2016年から非常勤講師を務めていた日本大学文理学部での履修者のプロジェクトを手伝っていましたが、こちらも国際会議OzCHI 2019での発表および情報処理学会論文誌での掲載となりました。週1回の講義だけの勤務からこのような縁ができたことを大変嬉しく思います。
Microsoft Research Asiaが企画する公募型共同研究COREに採択していただきました。2020年度はMicrosoftの研究者との共著論文投稿を目指す所存です。
https://www.microsoft.com/ja-jp/mscorp/msrao/default.aspx
お茶の水女子大学附属女子高校の新しい講義科目「新教養基礎」にて、研究職に就くまでのキャリアについての講演をいたしました。自分の幼少期から大学赴任にいたる経緯を説明しています。
https://www.slideshare.net/iTooooooooooooT/ss-210268144
3冊目の単著書籍「意思決定を助ける情報可視化技術」が第2刷出版となり、さらに丸善から電子版も販売されましたのでお知らせいたします。
https://www.coronasha.co.jp/np/isbn/9784339028836/
情報処理学会2019年8月号および2020年3月号にて、「リレーコラム」「先生質問です(2回)」の各コーナーに執筆させていただきました。
勤務先大学では2019年度から重要な役職を2つ同時に任されました。
1つ目は評議員・広報推進室長です。月1回の教育研究評議会に出席し、また広報関係の用務としてオープンキャンパス・大学案内パンフレット企画・大学グッズ企画・メールマガジン発行などに関わっています。
2つ目は学内に新設された文理融合AI・データサイエンスセンターという組織のセンター長です。主な用務として、データサイエンス関連の新規科目群の開講、データサイエンス教育の学外へのプロモーション、AIに関係ある学内プロジェクトの推進と学生支援などがあげられます。
この1年間は大学用務に急に多くの時間をとられるようになり、研究面での蓄積を全然つくれない1年間でもありました。この点をどのように改善して、2020年度以降も継続して研究成果を出せるようにするか、個人としての大きな課題となっています。これを解決するために、今後ますます皆様にお世話になることと思います。なにとぞよろしくお願いいたします。
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